カンパニー野原の「多事争論」「馬事総論」

競馬とかコミュニケーションとかシングルファーザー的な話

さらばカンパニーの話

今日の朝、twitter上でカンパニーが亡くなったということを知った。

真偽のほどがわからなかったので、居ても立ってもいられないず、立場的な利点を使って、競走馬のふるさと案内所に電話。日高では把握していないということで、繋養先である熊本の牧場と連絡を取っている、九州の案内所へ連絡をするように言われた。

九州の案内所に連絡すると、確かに年末に亡くなったということで、「ああ、現実だったか」と力が抜けた。

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07年天皇賞(秋)の返し馬

私、「カンパニー野原」というペンネーム?ニックネーム?を勝手に名乗らせてもらって、早12年。もちろん、このカンパニーという名前は、競走馬のカンパニーから取ったもの。

当時はまだサンデーサイレンス全盛の時代、父ミラクルアドマイヤ?という疑問から、この馬に注目することとなった。

さらにスリムな体に鋭い末脚。そして、カンパニーというシンプルな名前もあって、なぜだかやたらと惹かれる馬になっていた。

ちょうどそのころ、ブログを書き始めようとしていた時で、どんなペンネームにするかな?と考えていたところ、カンパニーからお名前を頂戴しようと、カンパニー野原という名前が出来上がったわけ。

その後始めたツイッターも、当時担当していたnetkeibaのブログも、すべてカンパニー野原として書かせてもらった。

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09年天皇賞(秋)パドック

応援し続けること5年。ブログを書き始めて3年。いよいよハイライトが訪れる。

毎日王冠で最強牝馬ウオッカを下し、意気揚々と挑んだ09年天皇賞(秋)パドックの最前列に陣取った私は、カンパニーの表情を見て「今回は勝てる」と、なぜが強く感じたことを覚えている。

単勝馬券だけを握りしめ、臨んだ本番。


2009/11/01 第140回 天皇賞(秋)(GⅠ)【カンパニー】

最後の直前は、正直何を叫んだのかも覚えていない。

いや、叫んだのか?それとも祈っていただけなのか?それさえもわからない。

ゴールした瞬間は、自分の持ち馬でもないのに、なぜか周りのみんなに祝福され、抱き合っていたことだけは、はっきりと覚えている。

そして、ブログでも、軽く芸能人か?と思えるほどのおめでとうコメントをもらい、喜びを実感した。

 

あれから10年。今でもカンパニー野原というペンネームを使い続けている。カンパニーは亡くなってしまったが、カンパニー野原は、これからもカンパニーでい続けようと、改めて思った今日一日だった。

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09年天皇賞(秋)ウイニングラン